ようやく自宅へ

初夏を思わせる暖かな日が続いております。

今日は小学校は新入生歓迎遠足で、おやつを持って嬉しそうに出かけて行きました。

去年は中止だったので今年は行けてよかったですね。

さて、先日は７ヶ月ぶりにご自宅へ帰られたという方の、退院のお手伝いをさせていただきました。

お迎えにあがるとご家族様と一緒にロビーにいらっしゃり、カートには山のような荷物が載っておりました。ご家族様は車でいらっしゃっており、こちらのタクシーと２台に荷物を分けて載せて出発準備完了。病院のスタッフさんがたくさんお見送りにいらっしゃり、「頑張ってくださいね。」と声をかけられて出発しました。

移動中の車内で少しお話をうかがうと、この日に退院した病院は２ヶ月、その前にも転々としていてご自宅へ戻るのは７ヶ月ぶりとのことでした。大変でしたね。

家に着くと玄関前はきれいに新しいコンクリートが張られており、縁側には車椅子用の小さなリフトが付いておりました。今回のご退院に向けて準備をされたのでしょう。お部屋にも真新しいベッドが設置されておりました。

リフトはご家族様もまだ操作に慣れていないとのことで、私が操作をさせていただき、お部屋に上がります。４０～５０センチ程の高さをゆっくりと上昇するのですが、初めての利用でしたので少し怖かったようで「あ、こわ、こわ...。」と小声でおしゃっているうちにすぐにお部屋に到着。「お～。」と皆さんで感心していらっしゃいました。

ようやくご自宅へ帰ることができたという嬉しさと同時に、新たに始まる自宅での生活への不安が入り交じった感じだったと思われます。

これからはケアマネージャーさんをはじめ、ヘルパーさんやリハビリのスタッフさん、福祉用具の方たち介護保険チーム、また、ご家族の皆様や地域の方々がきっと支えてくださるはずです。私も微力ながらお手伝いをさせていただければ嬉しいです。

「自宅に帰って来て良かった。」と感じることのできる環境がいち早く整うといいですね。

これからもよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

写真は笹山公園の躑躅(つつじ〈難しい字ですね～。〉)と。

春の木洩れ日が暖かいですね。