ご主人様のご入院
3月になりました。
この一週間でぐっとあたたかくなってきていますね。ようやく春が近づいてきているようです。このままコロナも落ち着くとよいですね。
さて、先日はご入院のお手伝いをさせていただきました。ご夫婦でのお二人暮らしなのですが、ご主人様は身体の片側をうまく動かすことができず、さらに近頃あまり具合がよくないとのことです。今まで奥様が介護されていたのですが、奥様もご高齢ですので疲労が溜まってしまい、介護できる状態ではなくなってしまったため、ご主人様にはしばらくご入院いただいて、お互いに体調を整えましょうということでした。
小雨の降る朝、お迎えに上がるとご主人様はベッドで横になっていらっしゃいました。大柄な方なのですが、ご自身では起き上がることも難しいとのことで、万全の体勢で移乗に臨みます。ポータブルトイレなどの周りの備品を移動させていただいて、車椅子をベッドサイドにぴったりとつけさせていただきました。ベッドの高さを上げて足をおろしながら起き上がっていただきます。ベッドわきに座っていただいた状態からわきの下へもぐり、ゆっくりと車椅子へ移ります。立位に不安がありましたが、少し足に力が入っており120%安全に移乗することができました。
まずは奥様にしっかりまとめていただいたご入院用のお荷物を積みます。
そして、既にご入院の段取りはできているので、奥様はご自宅に残りご主人様お一人でご入院される予定でしたが、奥様は体調がすぐれないにもかかわらず、やはりお見送りをしたいとのことで、一緒に車に乗り病院まで行くことになりました。
心配されたケアマネージャーさんもいらっしゃって、ご主人様に傘をさしかけていただいき、奥様にも寄り添っていただけましたのでとても助かりました。お二人とも車に乗り出発です。
病院に着くとすぐに病棟へ上がられるので、玄関でお別れです。やはりしばらく顔を合わせることができないことが寂しいのでしょう。また、今までご自身が介護されてきたのに、できなくなってしまった不甲斐なさなどもあるのでしょうか。ぎりぎりまで一緒にいらっしゃった様です。
しっかり治して早くまたお二人での生活ができるようになるといいですね。
ありがとうございました。
写真は春を待つ野北漁港です。
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