お買い物
雨模様が続いておりましたが、久しぶりにきれいな青空が見えました。陽射しも少しずつ暖かくなってきたように感じます。
さて、先日は長期ご入院中の方のお買い物のお手伝いをさせていただきました。しばらく前にご相談いただいており、どこで何を買いたいかを考えておいてくださいね。という話をしておりました。
お迎えにあがると看護師の方と一緒にいらっしゃいました。ときどき他科病院の受診の付き添いをさせていただいている方なのですが、今回はお買い物ですので表情もずいぶんと明るく感じます。さあ、どこに行きましょうとお尋ねすると、作業服屋さんでジャンバーとニット帽そして靴下を、薬屋さんで日用品を買いたいとのことでした。出発間際に看護師さんに、飲食物の買い物をしても良いかどうかを、ご本人様も交えて確認をさせていただきました。すると、今回は衣類と日用品のみで、飲食物は戻って病院内のもので我慢していただくこととなりました。ご本人様も苦笑いで了承されました。
まずは衣類です。欲しいもののイメージがはっきりとしているようで、色と形状をおっしゃっていただけたので、狭い店内を車いすで廻り、私が手に取っていくつか提案をすると、その中から、「じゃあ、最初に見たやつ。」とすぐに決定されました。ニット帽も靴下も同じようにすぐに決まりました。次は日用品です。そこは薬屋さんですが、食べ物も飲み物もお菓子もいろいろと置いてあります。すると、「自分のお金(お買い物用に現金は私がお預かりしていました)ならジュース買ってもよか?お金持って来とおけん。(持ってきてるから)」と聴いてこられました。実際どこまで厳密に飲食物に制限があるのかはわかりませんが、出発前に確認した通り、今回はお断りしないといけません。大変心苦しいのですが、私が勝手な判断をして大変なことになっては困りますので、確認しておいてよかったです。日用雑貨もティッシュペーパーや電池、歯磨き粉などなど、さっさと決まり、病院へ戻ります。ジュースを買えずに残念でしたが、久しぶりの外出をお楽しみいただけたようで、晴れ晴れとした表情をされていらっしゃいました。「歯磨き粉が亡くなったらまた行きましょうね。」とお声掛けをしてお別れしました。
一時期全く無くなっていたお買い物のご依頼を、少しずついただけるようになってきました。やっぱり面会や外出はご入院、ご入居されている方にとっては大事な気分転換ですよね。できる限りのお手伝いをさせていただけると嬉しいです。また行きましょう。
ありがとうございました。
写真は二丈の畑です。 だんだんと麦が育ってきました。
Comments