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執筆者の写真坂田大輔

長丁場

いよいよ冬らしい空になって参りました。

ピリッと引き締まった空気が心地よく感じられます。


さて、先日は長期入院中の方の他科受診の付き添いをさせていただきました。

もともと腰痛はあったそうなのですが、この度強く痛み始めたそうで受診することとなりました。午後一番に病院に入ったのですが、この日は患者さんが多く、なかなか順番がまわってきません。問診を終えようやくレントゲンを撮りましたが、診察までもかなりの時間がかかりました。テレビに映っていることについて話したり、その他最近のニュースやスポーツ、病院での生活についてや、昔のことなどをポツポツと話ながら過ごしました。そしていよいよレントゲンの画像を見ながら診察です。


先生曰く「かなりいろいろなところでグシャッとしている。」とのことで、詳細に診る必要があり、MRIを撮ることになりました。

ということは...それから更に待ち時間。しかしながら幸いなことに、座っている姿勢においては痛みがないそうで、ただただじっと待つことはどうにか大丈夫でしたのでひとまず良かったです。


この時点でもかなり時間が経っており、あまりにも遅いとご入院中の病院に心配をかけてしまいますので、さらに時間がかかることを一度連絡することにしました。


ようやくMRIの部屋に入りましたが、撮影中もじっとしていなくてはいけません。今回は40分程かかりました。結果は数ヵ所で背骨が潰れており、神経もかなり圧迫されているとのことでした。手術をすることもできるそうなのですがかなり長時間に及ぶ大規模なものになることが予想され、高齢であるこの方については痛みを取り除きながら付き合っていく方が良いでしょうとのことでした。コルセットも本来であれば胴全体に及ぶものをするべきだそうですが、それでは日常生活が苦しくて大変なので、一番痛い部分にピンポイントできっちり装着することで様子をみることになりました。ようやく終了し、コルセットのフィッティングと説明、会計を終える頃には真っ暗になっていました。


長時間の受診お疲れ様でした。

しかし、その方にあわせた治療方法を決めていくということは本当に大切で、それが叶うことは素晴らしいなあと思います。

今日はたまたま患者さんの多い日で、更に救急車の対応などもあったそうで、待ち時間がかなり長くなってしまいましたが、ご本人様は「いつもの先生に診てもらえてよかった、安心した。」とおっしゃっておりました。よかったですね。

また2週間後に行きましょう。

ありがとうございました。


写真は二丈の山から見える海と、そこに浮かぶ姫島です。



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