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  • 執筆者の写真坂田大輔

お通夜

先週末はたいへんな雨と雷でした。被害にあわれた地域のできるだけ早い復旧を願います。


先日はお通夜の送迎のお手伝いをさせていただきました。施設にご入居されていらっしゃる方ですが、ご自宅で暮らしているころから長くお付き合いをさせていただいている方です。


つい数週間前に「久しぶりに幼なじみに会いに行きたい」ということでご予約をいただいておりましたが、その数日前に、先方のお友達の身体の具合があまり良くないため、訪問を延期するということがありました。


そして先日、息子様から「知人のお通夜にほんの少し顔を見せに行きたい」とのお電話をいただき、お迎えに上がると、息子様が「先日会おうとしていた幼なじみが亡くなってしまった。」と教えてくださいました。「あのあと少し元気になったと連絡をいただいていたので、その時に無理にでも会いに行けばよかった。」と悔やんでいらっしゃいました。施設のスタッフの方とよく検討した結果、ショックが強いかもしれないので、当日の出発時に息子様からお伝えすることになっているとのことでした。


お母様が玄関まで出ていらっしゃり、すぐに息子様が車椅子に腰を掛けたお母様と目線を合わせるように、しゃがみこんで「あんな…。」と説明を始め、お母様の表情がすこしゆがみました。斎場に向かいながら、お二人でぽつりぽつりと思い出話をされていらっしゃいました。


人がたくさん集まる前に会いに行くとのことで、お通夜開始時刻の少し前に到着しました。本当にほんの少しだけ顔を合わせるだけとのことでしたので、その場で待機をさせていただき、10分~15分程度で車に戻ってこられ、そのまますぐに施設へ帰りました。


帰りながら「やっぱり行ってよかったばい。○○ちゃん来てくれたって喜んどったよ。みんなにも会えてよかった。」と話していらっしゃいました。


亡くなられる前に会えなかったのは残念でしたが、今回は最期にお会いすることができてよかったです。寂しくなりますね。


写真は糸島市の花はまぼうと。泉川(雷山川下流)のほとりです。



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