探し物
大雨がありました。被害にあわれた地域のいち早い復興を願っております。 しかしまだ8月。夏休みも最後の週ですがよく降りました。 子供たちも遊び納めができませんでしたね。 さて、先日はお独り住まいの奥様の受診のお手伝いをさせていただきました。 今回は受診の行き掛けに郵便局に寄ってお金をおろしました。介護タクシーで外出をする時は自由に動けるので、受診の時に郵便局や銀行、スーパーに寄られることが多いのです。
いつものように病院に着いて診察券と保険証を提示します...。が、その日は8月。そうです、保険証が更新されているのです。受付の方に指摘され確認するとやはり7月で切れておりました。「新しいものが送られて来ているはずなのですが...。」と、係の方。「あれ~、あると思うんですけどね~。」とご本人様はハンドバッグをまさぐりますが、片手に麻痺が残っており、なかなかうまく確認できません。私も失礼して探すお手伝いをしますが、どうしても出てきません。そこで受付の方が今月中に見せに来れば良いと言ってくださったので、とりあえず保険証は帰ってしっかり探すとして受診は済ませることができました。一通り受診薬局を終えて帰る途中で買い物も済ませ、自宅に着くやいなや、さあ、探しましょう!と、テーブルに積まれた様々な書類や広告をひっくり返して探します。二人で「ないね~」「ないですね~」…。
するとご本人様が「ここかもしれない」と封筒の束を持ってきてくれました。いかにもありそうな長封筒を覗くと...。 …ありました! きれいに開封されていましたが、保険証はそのまま封筒に戻されていたようです。 「良かった~。」 二人で胸を撫でおろしました。 ようやく落ち着いたところで、ではでは本日分のご精算を...という時に、 「うーん...。」とハンドバッグをまさぐっていらっしゃいます...。 は、...まさか...。と嫌な予感。 郵便局でおろした10万円の入った封筒が...ない...。 とおっしゃるのです。 まさかそんなはずは...病院で保険証を探した時には確かにあったはず。 え~!? 嫌な緊張感が走ります。 この場合、もしどうしても「無い」という事になったら、可能性としてはどこかで落としたか、もしくは...。私がくすねたか…?ハンドバッグを触ったのは私だけですから…。 いやいやいやいや! 何としても見つけていただかないと! 探す事数分...。 「は、あった!」 外側のポケットに別に入れておりました...。 よかった~。 床にへたり込みそうになりました。 「も~こげんありますもんね~。」とご本人様。 いやいや、とにもかくにも見つかってよかったです。
無事にご精算いただき、保険証は次週に眼科受診がありましたのでその際に少し遠回りをして確認していただきました。 万事オーケーです。 そんなこともありますね。 よかったよかった。 写真は姪の浜の魚市場の近くです。 大雨の後のどんよりとした空。