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執筆者の写真坂田大輔

付き添いの方も

暖かな春の日が続いております。なんだかやさしい気持ちになりますね。 さて、先日はある病院から病院への転院のお手伝いをさせていただきました。 出発時刻より少し早めにお部屋を伺うと、車椅子に座った男性の後ろ姿が見えました。しかも携帯酸素をお持ちで、いただいていた情報と違っておりました。時々そのようなこともありますのでさほど気にはしておりませんでした。 「しかし随分準備が早いなあ。」と思って近づくと、おや?ベッドに患者様が横になっていらっしゃいます...。 そうです。いただいていた情報は間違いではありませんでした。患者様は女性で携帯酸素も必要ありません。既に車椅子に座られている男性は付き添いのご主人様で、ベッドにいらっしゃる方がご利用者様だったのです。 看護師の方がいらっしゃりご本人様の出発準備を整え、私が持参した車椅子に移乗します。 車椅子の方が二人...。 お話を聴くとご主人様は座席への移乗ができるとのことなので一安心。(ケアサービス大すけの車両は車椅子のままご乗車いただける人数は1名様のみなのです。) ご主人様が看護師の方に自分をロビーまで送ってほしいと頼みましたが、お忙しくて難しいとのことでしたのでエレベーターまで送っていただき、あとは私が順番に介助させていただきました。お二人ともエレベーターから降りていただき、まずご主人様を会計カウンターへ。次に奥様をタクシーへ。その後ご主人様をタクシーまでご案内し座席へ移乗しました。到着すると今度はその反対で、まずご主人様を入院受付カウンターへ。その後奥様も受付までご案内し、病院の車椅子へ移乗しました。 これで無事に転院できました。 詳細な事情はわかりませんが、まず他に付き添えるご家族様などがいらっしゃらないということもあると思います。しかし何よりご主人様の奥様への愛情と責任感がそうさせたのでしょう。 大変ですが、奥様は嬉しかったでしょうね。 ありがとうございました。

写真は瑞梅寺。井原山登山口です。空気が気持ちよかったです。

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