視覚障害のある方の介助
いよいよ秋も深まって参りました。 コスモスがきれいに咲いております さて、先日は視覚障害のある方の送迎と付き添いをさせていただきました。 仕事場から習い事の場所までと、習い事が終わってご自宅までの送迎と空き時間の付き添いです。天神でお仕事を終えたご本人様をビルの前までお迎えに行くとエレベーターで降りていらっしゃいました。ちょうど目の前に車を停めることができましたので歩道を横切るようにご案内します。私の腕か肩につかまっていただこうとお声かけしましたが、まだ外が明るくある程度は見えるとのことでゆっくりと少し前を歩いてご案内することになりました。車のある場所を説明し扉に触っていただくと後はご自身で乗り込んでいただくことができました。 練習開始までしばらく時間があるので近くのコーヒーショップで話をしながら過ごすことにしました。駐車場からお店までの道のりそして店内にも普段意識しないような細かい段差、傾斜や障害物がたくさんあり、安全に通過できるよう説明しながら誘導します。また、人々の様子や街の灯りなど周囲の雰囲気もある程度伝わるように補足しました。狭い道や人通りの多い場所はご本人様の希望により時々肩に手を添えていただき歩きました。 コーヒーショップではお互いに色々な話をして楽しく過ごしました。 目が見えなくなってきて大変だったことや、そのことに応じて前向きにトレーニングをされたこと、新たな趣味をみつけたことなどなど。 時間になり練習場所までご案内し一旦別れ、練習の終わる約2時間後に同じ場所にお迎えです。そしてまた車までご案内しご自宅までタクシーでお送りしました。その頃には少しずつお互いに慣れることができたかと思います。 全ての介助においてそうだと思いますが、特に視覚障害のある方の誘導(同行援護)は自分を信頼していただかなければ安心していただくことはできないと思います。そのためには的確な情報提供と誘導、そしてやはりお会いする回数を重ねる事が一番だと思います。 普段は障害福祉サービス内でガイドヘルパーさんと公共交通機関で移動されているとのことでしたが、時々は今回のように早くて安全便利なタクシーもご利用いただければ嬉しいです。 またお会いしましょう。 ありがとうございました。 写真は糸島市平原歴史公園のコスモス畑。 お天気はどんよりでしたが、ほぼ満開できれいでしたよ。