「家族っていいわね~。」 つかの間の一時帰宅
- 坂田大輔
- 2018年8月18日
- 読了時間: 2分
小さな台風が通り過ぎお盆も終わり、少しだけ太陽が遠くなったような感じがします。 風も爽やかで心地よい季節になってきました。
さて、お盆の間は施設や病院から少しの間ご自宅へ戻られる方のお手伝いをさせていただきました。初盆会に参加される方、お墓参りをされる方など様々ですが、夕方にご自宅でお食事をされ、夜には施設に戻られるという方がいらっしゃいました。
何度か送迎をさせていただいたことがあるので、今回はご家族様はご自宅でお迎えの準備をされ私一人で施設へ迎えに行く形となりました。施設からはいつも使われている食器とエプロンなど必要なものと、お薬についての伝言を預かり帰宅します。ご本人様は認知症を患っており、「どこへ行くのかしら…?」と事態を把握できていないご様子でしたが「ご自宅へ帰りますよ。皆様お待ちです。」とお伝えし納得していただきました。 自宅へ着くと息子様とお孫様が歓迎されておりました。 いつものリビングへご案内し、家族でのお食事です。 戻りの予定時刻にお伺いすると皆様おいしいお食事をたくさん召し上がり大満足のご様子。 ご本人様もお寿司とデザートの果物をたくさん召し上がられたと息子様が嬉しそうに教えてくださいました。 しかし、別れ際はやっぱり少し寂しいですね。お孫さんは「また来てね。」と何か小さなプレゼントを手渡し、息子様は「また行きますからね。」(施設にお見舞いに)と肩を抱きます。ご本人様は「家族っていいわね~。」と、とても嬉しそうに声を震わせていらっしゃいました。 そんなやり取りを見ながら私もグッときてしまいました。 また帰って楽しいお食事会をしたいですね。 ありがとうございました。

写真はお盆明け、今にも夕立が降りそうな天神の公園にて。
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