１年半ぶりの一時帰宅

紫陽花があちらこちらで見事に咲き誇っております。梅雨の中休み。カラッとした気持ちのいい晴れの日が続いておりますね。 さて、先日はかなり久しぶりの一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。 この方からご連絡をいただいたのは実に一年半ぶり。以前は入居先を探しながらショートステイをご利用中で、受診や帰宅の際にしばしばご利用いただいており、そしてめでたくグループホームへ入居が決まってから1年半、お元気にお過ごしでいらっしゃったようでした。 しかし奥様より「そろそろ体力も落ちてきたし、家の周りもガラッと変わってしまったので、今のうちに一通り見せてあげたい。」とのご提案をいただき今回のご利用に至りました。 久しぶりにお会いして「ご無沙汰しております。」とご挨拶をさせていただいたところ、奥様が

「覚えとりますか？大すけさんですよ。」と紹介してくださり、しばしの間をおいて…。 「お、覚えとう、覚えとう！」 とおっしゃっていただけました。認知症も進んでおりましたが、きっと本当に覚えていてくださったと信じております。 施設での外出以外はかなり久しぶりとの事で、奥様が「ここ解る？＊＊＊＊よ。」と声をかけながらのドライブです。 ご自宅へ向かいながら少し通り過ぎて「以前田んぼをしていらっしゃった土地」を訪問。「ここが全部マンションになったとよ。」とすっかり変わってしまったご様子を説明されておりました。近くの小山も平地にしてホテルができる予定になっているとのこと。なんだか寂しい気もしますが、この変わってしまった様子をご主人様に見せたかったとのことでした。そして、九州大学の大きな建物がたくさん建った様子もご覧になり、ご自宅へ向かったのでした。 1年半ぶりのご自宅では娘様ご夫婦もいらっしゃり、ご主人様の「いつもの居場所」であった縁側で2時間半ほどゆっくりと過ごされました。 帰りにお迎えに伺った際は、家の倉庫を改装したところなどをご覧いただき、また来ましょうねと約束をしてグループホームへ戻られました。 このような一時帰宅でご利用いただくのは本当に嬉しいことです。 久しぶりにお元気なお顔を拝見できて私も嬉しかったです。 またお会いしたいですね。 ありがとうございました。

写真は他の方と紫陽花を観に行った際の物です。 本当にきれいに咲いてますね。