top of page
執筆者の写真坂田大輔

「どうしても自宅に帰りたい。」

さあ、いよいよ12月に入り今年も残すところあと1ヶ月ですね。 気温もだいぶ下がり山もきれいに色づいております。 さて、先日は病院からのご退院のお手伝いをさせていただきました。何度か対応させていただいたことのある方でしたが、以前お会いした時よりも随分と状態が良くないご様子でした。うかがうと体調を崩し一晩ご入院された晩に「どうしても自宅に帰りたい。」という訴えがあったとの事で、急遽ご自宅での看護・介護が行えるような体制を整えるべく様々な方面への手配がなされたとの事でした。私もその一環で「自宅へ帰る手段」としてお手伝いをさせていただきました。

以前はこたつで過ごされていたのですが、十分な看護を行うために介護用のベッドが搬入されておりました。その横に車椅子を寄せるには玄関からの導線が確保できず、大柄な方でリクライニング車椅子をご利用でしたが縁側から車椅子ごと抱えあげることに決定しました。現場には様々な関係のスタッフの方がたくさんいらっしゃっておりましたので皆様にお手伝いをいただき、無事にベッドへ横になっていただく事ができました。 ご本人様が「自宅で過ごしたい。」と思ってもやはり通常は自宅での看護は難しいということで無理をせず入院して治療を続ける方向で事態は進むと思うのですが、ご本人様の強い想いと二人暮らしの奥様のご理解、そして「実現しましょう!」というスタッフの方々の前向きな気持ちとネットワークの力が今回の帰宅につながったことと思います。 素晴らしいですね。 この一端を担わせていただけたことを嬉しく思います。

写真は二丈の畑と冬の空です。 寒くなりましたが風邪などをひかぬよう注意しましょう。

最新のお知らせ
過去の記事
Follow Us
  • White Facebook Icon
bottom of page