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執筆者の写真坂田大輔

念願のプロ野球観戦!

久しぶりにきれいな青空が広がりましたね。 気持ちの良い秋の風がそよそよと流れております。 さて、先日は車椅子の方のプロ野球観戦のお手伝いをさせていただきました。 普段はテレビで、テレビ放送がないときはラジオで応援するという熱狂的なホークスファンの娘様が80代終盤の元気なお父様と念願の観戦です。娘様はお身体が不自由で歩くことが不安定でなかなか球場に足を運ぶことができません。お父様もお元気とはいえどこへでも元気に歩いていくことは難しい状態です。お二人とも日常生活では車椅子は使わず室内をゆっくりと歩かれていらっしゃるとのことですが、ヤフオクドームの中での移動は距離もあり人も多いので、安全のためにこの時だけは車椅子を利用することになりました。お二人とも車椅子をご利用ですのでヘルパーさんにお一人同行していただき、四人での観戦になりました。 ヤフオクドームには車椅子で観戦できるエリアが広く設けてあり、もちろん駐車場も予約ができます。

今回は初めての長時間の外出ですので、疲れてしまう前に帰れるように試合開始より少し遅れて球場に入り、後半の盛り上がりを観ましょうということになりました。 お迎えに伺うとお二人ともユニフォームのシャツを着て準備万端です。 タクシーのラジオで試合の状況を聴きながら球場へ。試合が始まっているのでドーム周辺の道もすいておりスムーズに到着することができました。ゲート前の混雑もなく順調です。ゲートに到着すると係りの方が笑顔で対応してくれて、車椅子エリアまで誘導していただき安心でした。一般の通路から関係者用の扉をくぐり大きなエレベーターで指定のフロアへ、扉を開けると超満員の観客席です!

広―い空間に応援の声、鳴り響く拍手やメガホンの音、ドーム独特の雰囲気です。お二人ともニコニコで早速自前のメガホンやオペラグラスを取り出して応援です。7回にはもちろん風船を飛ばします。

試合は0がずらりと並ぶ均衡状態。両チームの絶妙な継投、好投が続き遂に9回。 「ここで一発欲しいねー。」と話していたら、カキーンとまさかのサヨナラゲームとなり、お二人ともばんざいしながら大喜びです。 まだ帰る時間まで余裕がありましたので、せっかくなのでヒーローインタビューと花火も堪能して帰って来ました。 帰りもきちんと係りの方が迎えに来てくれて安心です。

念願のプロ野球観戦でしたが、ご本人様の気持ちを酌んで実現できるようにコーディネートされたケアマネージャーさんをはじめ関係者の皆様のご本人様たちを想う気持ちがあってこその大成功だったと思います。素敵な時間を一緒に過ごさせていただき、感謝しております。 ありがとうございました。

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