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執筆者の写真坂田大輔

ハマボウを観にゆく。

今週は一転して真夏のような晴れの日が続きましたね。 このまま夏になってしまうのでしょうか? 海が呼んでますね~。 さて、先日は車椅子をご利用の方の1時間の外出で、雷山川河口(泉川)の「ハマボウ群生地」へ行ってまいりました。当日の未明は土砂降りでしたが朝にはすっかりあがりご機嫌で出発。 車を止める場所は少ないのですが平日の昼間でしたので大丈夫でした。(休日は期間限定で駐車場が用意されているようです。)河口の気持ちよい風に吹かれながら、とてもかわいい花がたくさん咲いている河川沿いの道をしばらく車椅子で散策しました。 桜やつつじの頃もそうですが、その季節にしか観ることのできない景色や、感じることのできない空気というものがたくさんあって、そういったものに触れる時間を大切にしたいなあと、こんな時には特に思います。身体が不自由でもそうでなくても。 ぜひご相談ください。

ところでハマボウという花は皆さまご存知でしょうか? 糸島市の花に指定されていて、河口や内湾などの汽水域(海水と淡水が混ざっている水域)に生えている、夏に写真のような黄色い花をたくさんつける低木です。 泉川だけでなくいろいろな水辺でさいていて、深江でもたくさん見ることができます。 そして、ハマボウの種は塩分に強く、海水に落ちても死なずにふわふわと漂流してまた別の場所で育つことができるようですが、着岸できる場所が減ってきているのでしょう。 最近では河川改修や海浜部造成のためこのような群生地は減減ってきており、福岡県では絶滅危惧II類に指定されているようです。ぜひ守っていきたいですね。

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