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執筆者の写真坂田大輔

待つのは辛い

さあ、師走です。

グッと冷えたかと思いきや、日中暖かい日もあったり、繰り返しながら寒くなるのでしょうね。しかし新型コロナウイルスの陽性者数もまたまた増えており、気を引き閉めて予防しないといけませんね。


さて、先日はご入院中で腰が痛くてたまらないという方の整形外科受診のお手伝いをさせていただきました。

この方は歩けるのですが、高齢でありご家族様も近くにいらっしゃらない為、私が付き添わせていただくことになりました。


お迎えにあがると歩いていらっしゃるのですが、小刻みでだんだんと歩く速度が速くなってきます。「おっとっとっと...。」横に着いて一緒にゆっくりと歩いた方がよさそうです。


病院に着きレントゲン撮影と診察です。写真を見て触診...。ご本人様はかなり痛みの訴えがあり、やはり圧迫骨折の疑いがあるとのことで、「1時間後にMRIを撮りましょうか?」ということになりました。


ここまででさらっと書きましたが、ここは人気の病院で患者さんもたくさんいらっしゃり、診察に至るまでなかなかの時間待たせていただきました。ちょっとこの日はご本人様としても「待ち」の限界が来ており、とりあえずこの日は一旦ご入院中の病院へ帰り翌日再度MRIを撮って診察ということになりました。


この日もやはり待ち時間があります。ご本人様はイライラしてきてしまい、辺りを見回したり立ったり座ったりして落ち着きません。痛みもあり辛かったことと思います。 MRIを撮りようやく診察となりましたが、・・・やはり骨折していたようです。痛いはずですよね。早く帰りたいようで、診察後にまだ説明と会計が済んでいないのですが、一人で立ち上がって病院の外へ出て行こうとされます。「あと少しだけ、待ってください…。」


コルセットを作ることになったのですが、採寸等々は帰って入院中の病院ですることになり、コルセットができあがって一度チェックの診察。2週間後に様子を診ることになりました。


そして2週間後お迎えに上がり、久しぶりにお会いして、「痛みはいかがですか?」と伺うと・・・


「全然痛くない。」


とケロッとっしゃいました。

おー!それは素晴らしい!痛みがなくなることが何よりです。

しかしその日もレントゲン撮影がありそれからもなかなか呼ばれません...。


ご本人様のイライラは痛みがなくても出現し、手が震えてきて立ったり座ったり。こればっかりはどうしようもないのでなんとかなだめながら待ちます。私の肩をポンと叩き、顔を受付の方向プイっと降ります。受け付けにあとどれくらいかかるのか聴いてきてほしいというゼスチャーのようです。聞いても早くなることはないのですが、それは気持ちの問題。私が聴きに行くと今から3番目とのこと。お伝えしてししばらく納得されるも、今度はご自身で聴きに行きます。ご本人様の滑舌があまりよくないうえにマスクもしているので、受付の方は何をおっしゃっているのか伝わらず会話が成立しません。今一度「もう間もなくである」と説明し、着席。


・・・ようやく呼ばれて、いそいそと駆け込むように診察室へ。レントゲンの結果随分と経過が良いとのことです。ようやく笑顔が見られました。もうしばらくコルセット生活は続きますがこのまま安静を続ければしっかりと治せそうです。


いやー、よかったです。

次回は来月。それまで転倒したりしないよう、用心して過ごさないといけませんね。

ありがとうございました。


写真は糸島市八島にて。 気持ちの良い晴れの日でした。





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