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執筆者の写真坂田大輔

大きな病院へ

台風14号の影響でやや風が強いですが、気もちの良い秋晴れです。

青くて高い空の上をふわふわと飛んでみたいような気持ちになります。


さて、先日はご入院中で車椅子をご利用されている方の大きな病院の付き添いをさせていただきました。ほとんど発語のない方ですが、ご挨拶をさせていただくと目を合わせて小さくうなづいていただけたのでまずは一安心です。


ご家族様も付かれるのですが、大きな病院での受診や介助の経験がなく、一人での受診付き添いはちょっと不安とのことで、私がご一緒させていただくことになりました。

今回は服薬もお任せいただき、採血の後に飲んでいただきました。朝食がわりのゼリーとお薬なのですが、服薬はのみ残しや落薬などが無いようにと、施設での経験を思いだしてとても緊張します。今回も問題なく飲んでいただくことができました。


大きな病院は待ち時間が長くかかることが多いのですが、これはどうしても避けられないようです。

先ずは受付を済ませ採血で待ち、CTで待ち、超音波で待ち...。なかなか診察にたどり着きません。ご本人様も承知されており、じっと待ちます。私はご本人様の隣にぴったりとついているのですが、最後の超音波のために待っているときです。だいぶ待って、さすがにそろそろかな~。と思っていると、隣のご本人様が


「便所行きたい。」 と早口でポソっとおっしゃいました。

「はい、行きましょう!」

と速やかに車椅子用のトイレへ。

急いで戻ると案の定、不在の間に順番がきて呼ばれていたようでした。得てしてこういう事になりがちですね。

そのまま検査をしていただくことができ、診察まで無事に終了することができました。

最後の会計の際にもう一度トイレへ行きましたがこの時は呼ばれる直前に戻ることができました。


元々ご入院していた病院にもどり、さようならのご挨拶も目を合わせて会釈。

安心して受診することができていたのならいいなあと思います。

またご一緒させていただけると嬉しいです。

ありがとうございました。 写真は二丈岳の林道。 遠くに深江の町が見えます。




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