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入院したくない

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 2023年7月28日
  • 読了時間: 2分

ようやく梅雨明けしましたね。太平洋高気圧が張り切って猛威を振るっています。暖かい空気が全身を包んで宙に浮きそうな感じがします。


さて、先日はご入院される方のお手伝いをさせていただきました。数日前にお電話をいただいておりました。家の中はつかまりながら歩かれるのですが、車への乗降が難しいため、車椅子での移動を希望されるとのことでした。また、「もしかすると、当日(ご入院を)嫌がるかもしれない。」ともおっしゃっておりました。


お迎えに上がると娘様がいらっしゃり、「やっぱり嫌がって、朝ごはんも食べてないんです。」とおっしゃいます。前の日から荷物を用意したりする様子を見て、うすうす気づいているみたいで、昨夜から何となく機嫌が悪かったとのことでした。


ご挨拶をして様子を伺うと、ベッドの横に座っていらっしゃいますが、立って動こうとはしません。「なんや!わけわからん!・・・」といろいろとおっしゃっていました。娘様が後ろから抱えて「ほら、大すけさん迎えに来てくれたから、行こう。」と、立たせようとしますが「しらん!なんや!触んな!」と、ご機嫌ななめです。娘様が「わかった、ごめん、触らん。」と手を放し、私が「では、行きましょうか。」とお声掛けした時に「ちぇっ、わけわからん。」とおっしゃりながら、すっと立ち上がり、玄関のほうへ歩き出しました。この時の娘様との掛け合いがよく、ご本人様の中のスイッチが変わったような気がしました。玄関に用意した車椅子に乗って、病院まで移動します。


移動の際はじっと窓の外を眺め、無言でいらっしゃいました。


病院について車椅子を乗り換えますが、この時も「なんや、せからしかな!」とぶつぶつおっしゃっていらっしゃいましたが、数人の看護師さんに囲まれて、「ちぇっ!もうどうでもよか!」と乗り換えられました。


その後娘様とお話をさせていただきましたが、ずっと介護をしてきたけれど、「どうしても限界」とのことでした。「本当は気が弱くて優しい人なんです。」ともおっしゃっており、お互いに複雑な想いがあることと思います。なかなか難しいですが、お互いにいい方法が見つかるといいですね。

ありがとうございました。


写真は二丈の田んぼです。陽射しは熱いですが、田んぼの上を吹く風は涼やかです。



 
 
 

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