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ご高齢夫妻の二人暮らし

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 2021年3月5日
  • 読了時間: 3分

少し暖かくなったかと思ったらまた冷たい雨ですね。 降ったりやんだりして少しずつ暖かくなってきますように。 でも一応まだ冬タイヤです。


さて、先日は高齢のご夫妻の受診のお手伝いをさせていただきました。

ご主人様は車椅子をご利用で、奥様が足腰が弱っていながらもなんとか身の回りの事をされていらっしゃいました。初めは車椅子のご主人様の定期受診の送迎をさせていただいたのですが、ご主人様の受診から自宅に戻ると、今後は奥様も受診の送迎をしてほしいとおっしゃいます。奥様は今までどうにか歩けていたので、普通のタクシーで通院されていたようなのですが、私がご主人様をご自宅の中まで迎えに来て、帰りも自宅の中まで送り届けるという、福祉タクシーならではの便利で安心なサービスをご覧いただいて、ご自身も甘えようと思っていただいたようでした。


奥様は数日後に一度受診でご利用いただいたのですが、しばらくして立て続けにまたお電話をいただきました。奥様もご主人様もうまく発声ができずになかなか聞き取りづらいのですが、とにかく再度受診をしたいとのことでした。受診したばかりなのにどうしたのでしょう…。


翌日、お迎えのインターホンを押してもなかなか応答がありません。玄関はオートロックで、お迎えに行った時間帯は管理人さんもいらっしゃらなかったので、どうすることもできずしばらく何度かインターホンを押しているようやく出てくださいました。きっとインターホンまで移動するのが大変だったのでしょう。急いで部屋に上がるとやはりうまく立っていられないようで床を這うようにして移動されていらっしゃいました。ゆっくりお話をうかがうと、どうやら前日に転倒してしまったとのことでした。とにかく準備をして病院までお送りし、受診をしていただきました。今回は付き添いではないので、診察が終わり次第お迎えに上がると、


「骨が折れていて入院が必要だけれども、急に自分が入院したらご主人様が生活できないので、とりあえず今日は家に帰る」とのことでした。


その日は帰り道にお弁当屋さんによってご主人様と自分の二人分のお昼ご飯を買って帰られたのですが、さあなんと、これは大変です。 すぐにケアマネージャーさんに状況を報告すると、迅速に今後の段取りを決めてくださいました。数日後にご主人様のショートステイ先が決まり、奥様も無事にご入院することができました。


ご主人様との別れ際に奥様が


「治ったら迎えにくるけんね。」


とおっしゃると、ご主人様も頷きながらニコーッと笑顔で応えていらっしゃいました。

心が通じ合っているんだろうなー、と温かい気持ちになりました。

早くよくなってまた二人で暮らせますように。


写真は二丈の直売所「ふくふくの里」の菜の花畑です。 ふくふくの里にはいつもおいしい魚と野菜がたくさん。 パンフレットも置かせていただいております。いつもありがとうございます。


 
 
 

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