コルセット
- 坂田大輔
- 7 分前
- 読了時間: 3分
先週末は大変な雨になりました。長い晴れの日々が続いたかと思うと、次は災害級のどしゃ降り。このところ毎年こんな感じで全く困ったものです。
さて、先日はどうしても腰が痛いということで、受診されるという方のお手伝いをさせていただきました。マンションにご主人と二人でお住いの女性です。お迎えにあがると椅子に座ってお待ちでした。車椅子に移る際はゆっくりと立ち上がり、カウンターと私の腕につかまりゆっくりゆっくり動きます。私が介助をするというよりは「痛くないように、ご自身のペースで移る」という感じでした。車椅子に座ってしまえば後は楽ちんです。「まあ~ありがとうございます、助かります。どうしようかと思っていたんです。」と感激されていらっしゃいました。
その日はコルセットの採寸だった様で、さほど時間はかからずに終了しました。ご自宅までお送りしてひとまずこの日は終了です。コルセットができたらご主人様が取りに行くとのことで、次回は二週間後となりました。
ところが、数日後、やはりどうしても痛いとのことでご連絡をいただき、お迎えに上がりました、前回と同じ椅子に掛けてお待ちでしたが、随分と痛そうです。顔をしかめてゆっくりと移乗します。どうやら、コルセットは装着していないようです。まだできていないのかと思ってうかがうとそうではなく、完成していてご主人様が取りに行ったのですが、コルセットをしても余計に痛いとのことで、していないとのことでした。病院の車椅子に移る際も苦悶の表情です。たまたま近くを通りかかった看護師さんが、「あら○○さん、どうしたんですか?コルセットは?してない?!だめよ~しなきゃ~!」とすぐに処置室に連れていかれました。
しばらくして帰りのお迎えにあがると、先ほどとは打って変わって笑顔でお待ちでした。「何回もご迷惑をおかけします…」とニコニコでした。車椅子への移乗もすんなりとできました。「ありがたいわね~。やっぱりプロにお任せしないとだめだわね。」とおっしゃいます。
コルセットが完成してご主人様が取りに行かれましたが、ご主人様から伝え聞いた方法で奥様が装着した為に、何かが違っていてうまく装着できていなかったようです。それで痛みが出ていたのでしょうね。やはりコルセットができたときはご本人様が行ってきちんと合わせて、装着方法も習わないといけませんね。
ご自宅の椅子にもすんなりと移ることができ、お別れです。また次回ですね。それまでしっかりとコルセットに慣れて、多少良くなっているといいですね。
ありがとうございました。
写真は二丈のたんぼです。
美味しいお米がたくさんできますように!

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